- システムの信頼性評価
システムやCPUの性能は様々な面から評価します。
また、数値として表現することで比較がしやすくなります。
- システムの性能評価の指標
- アクセスタイム
ハードディスクなどの動作速度
アクセスタイム = シーク(位置決め)時間
+ サーチ(回転待ち)時間
+ データ転送時間
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- レスポンスタイム
システムに命令を出してから応答が戻り始めるまで
- ターンアラウンドタイム
システムでの作業開始から全作業完了まで
← ターンアラウンドタイム → |
作業
開始 |
命令
実行 |
← レスポンスタイム → |
応答
開始 |
作業
完了 |
- スループット
システムが単位時間当たりに処理できる仕事量
- CPUの性能評価の指標
- MIPS
1秒間で実行できる命令の数
※(百万単位)
- FLOPS
1秒間で処理できる浮動小数点演算の数
(スーパーコンピュータなど科学技術計算向きの指標)
- システムの性能評価の手法
- ベンチマークテスト
ソフト、ハードの性能を測定用のプログラムで評価
(一定量のデータ処理にかかる時間や
一定時間でのデータ処理量 )
SPECint |
整数演算 |
SPECfp |
浮動小数演算 |
TCP |
トランザクション処理
(A〜D、H,R,Wの7種類) |
※ディスクアクセスやグラフィックス描画などの測定項目もある
- モニタリング(監視)
実務プログラムを実行しシステム資源の使用状況を測定
ソフトウェア
モニター |
ソフトウェアのシステム資源の利用状況を測定 |
ハードウェア
モニター |
ハードウェアの各機能の稼働状況を測定 |
- CPUの性能評価の手法
命令の使用頻度と実行時間からMIPS値を計算
コマーシャルミックス |
事務計算用
(四則演算、転送命令など) |
ギブソンミックス |
科学技術計算用
(浮動小数点演算など) |
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