- Excel(エクセル)とは?
家計簿などの集計表や分析用のグラフなどを手軽に作成できる表計算ソフトの一つです。電卓や作図ツールを使って作成していた作業をパソコンを使って簡単に
短時間で作成することが可能です。事務作業も含め一番良く使われるソフトであり毎年ソフトウェアの表彰も受けています。(参考)
(初代表計算ソフトはヴィジコープの「VisiCalcビジカルク」)
Excelが良く利用される理由には、Windowsを開発するマイクロソフトが提供するソフトウェアであることが上げられます。Windowsがバー
ジョンアップするとほぼ同時に新しいExcelも提供されることが多く、Windowsと連携した最新機能がいち早く利用できることが強みとなっていま
す。
(主流:Excel2003※2003年、現在:Excel2007※2007/1/30、 最新:Excel2010※2010/06/17)
ビジネスシーンでは、この他にも良く利用されるソフトがいくつかあります。(ワープロ、プレゼンテーションソフトなど)実際にはこれらのソフトはセットにして提供
されることが多く、一般的にオフィスソフトと呼ばれています。Excelが含まれるものはマイクロソフトオフィスと呼ばれます。
(その他の表計算ソフト)
- 三四郎(ジャストシステム)
- Lotus 123(IBM)
- StarSuite Calc(サン・マイクロシステムズ)
- Excelを使ってみよう
スタート→すべてのプログラム→Microsoft Excel
※Microsoft Officeカテゴリの中の場合もある
・画面構成
- メニューバー
エクセルで使える機能の一覧
※ファイル、編集、表示など(詳細機能はサブメニュー)
各プログラムでほぼ共通
- ツールバー
メニューバーの機能をアイコン化して表示
- ワークシート
データ入力エリア
65,536行、256列(A〜IV)
※一部分のみ表示
標準3枚(シート見出しで切替)
- 行、列番号ゲージ
ワークシート内のマス目(セル)の位置を示す
行:数字、列:英字(アルファベット)->「セル番地」
カレントセル:選択セル(強調表示) ※編集対象
(例) |
A |
B |
C |
1 |
A1 |
B1 |
C1 |
2 |
A2 |
B2 |
C2 |
- 数式バー
セル内の値を表示 ※式の場合は式そのもの
・基本操作(セル単位)
- セル操作
矢印キー |
セル移動 |
Tab |
右に移動 |
Home |
A列へ移動 |
マウスドラッグ |
範囲選択 |
- データ入力
キー入力 → Enterキー確定 ※データ上書き
数値 |
計算(右詰) |
文字 |
表示(左詰) |
日付 |
年月日、時分秒(右詰)
(YYYY/MM/DD hh:mm:ss) |
式 |
=から始まる → 計算結果、
四則演算(+、-、*、/)、
関数など
※数値(右詰)、文字(左詰) |
- データ消去
DEL |
セル内消去 |
BackSpace |
セル内消去 → 編集モード |
- データ修正
F2キー |
編集モード(マウスダブルクリック)
※DEL、BSで文字削除・修正 |
- その他
・文書の保存/読込
- 保存
ファイル→名前をつけて保存→保存ダイアログ
→保存先(マイドキュメント)→ファイル名→保存ボタン
- 読込
ファイル→開く→開くダイアログ
→ファイルの場所(マイドキュメント)
→ファイル選択→開くボタン
・シートの印刷
- ページ設定
ファイル→ページ設定
(ページ、余白、ヘッダー/フッター、シート)
用紙:縦/横、ページ数に合わせて印刷
※シートごと
- 印刷イメージの確認
ファイル→印刷プレビュー(拡大/縮小)
※プレビュー閉じる→印刷範囲を点線表示
- 印刷の実行
ファイル→印刷(プリンタ、印刷範囲、部数)
(応用例)
- 複数の表やグラフを1枚に印刷
対象の表を選択→編集→図のコピー
→貼り付け→必要なものを1シートへまとめる
- 同じシート上の表を別々に印刷
1つ目の表を選択→Ctrlキーで次の表を選択
→「選択した部分」を印刷
・表作成
- ワークシート編集
(行・列)
挿入 |
挿入エリア選択→挿入→行(列) |
削除 |
削除エリア選択→編集→削除(行全体) |
移動 |
選択→編集→切り取り(点滅)→貼り付け |
コピー |
選択→編集→コピー(点滅)→貼り付け |
※複数範囲可能(Ctrl、Shiftキー)
(ショートカットキー)
マウス操作と同様の機能
Ctrl+Z |
元に戻す |
Ctrl+X |
切り取り |
Ctrl+C |
コピー |
Ctrl+V |
貼り付け |
※メニュー項目の横に文字表示
- オートフィル
データ自動入力支援
基準セル選択→ドラッグ(※黒十字:セル右下)
月 |
1月〜12月 |
数値 |
連続値(複数セル)選択後 |
曜日 |
月〜日 |
ツール→オプション→ユーザー設定リスト
※カスタマイズ可能
- ワークシート書式
(セルの幅・高さ)
行、列番号ゲージ→境界線ドラッグ
ダブルクリック→自動調整(セル内データ)
※右クリックメニュー(行の高さ、列の幅)
(セル内の配置)
左、中央、右、範囲内中央(セル結合)
(文字書式)
サイズ、フォント、色、太字、斜体、下線
(表示形式)
通貨、%、桁区切り、小数点、
※書式→セル(セルの書式設定)→表示形式タブ
(罫線)
セル範囲選択→罫線ボタン(線種、配置:上下左右)
※書式→セル(セルの書式設定)→罫線タブ
(網掛け:セルパターン)
色、パターン
※書式→セル(セルの書式設定)→パターンタブ
(条件付書式)
入力データによる書式変更
(例)30以下の値→赤色で強調表示
※書式→条件付書式→条件設定(最大3パターン)
- 図の挿入
(クリップアート)
挿入→図→クリップアート
→クリップアート作業ウィンドウ→検索欄
→キーワード入力・検索→イラストをクリック
(ファイル)
挿入→図→ファイルから
→図の挿入ダイアログ表示→ファイル選択
(ワードアート)
挿入→図→ワードアート
→ワードアートギャラリー→スタイル選択
→表示テキスト入力
(図の操作)
選択→対象の図をクリック
移動→ドラッグ
サイズ変更→周囲のハンドルをドラッグ
削除→DELキー
- セル参照
他のセルの値を利用する
相対参照 |
式入力セルからの位置(可変参照)
列番行番 |
絶対参照 |
行、列番号による位置(固定参照)
$列番$行番 |
※F4キーで参照モード切替
(相対→列固定→行固定→行列固定)
式のオートフィル(相対参照の自動変換)
列方向 |
列番号が増減(左:−1、右:+1) |
行方向 |
行番号が増減(上:−1、下:+1) |
- 集計計算
結果表示セル選択→オートSUMボタン
→範囲確認→確定(Enter)
(簡易関数)
合計 |
オートSUM(合計)※SUM関数 |
平均 |
オートSUM(平均)※AVERAGE関数 |
個数 |
オートSUM(データの個数)※COUNT関数 |
最大 |
オートSUM(最大値)※MAX関数 |
最小 |
オートSUM(最小値)※MIN関数 |
(その他関数)
RANK(順位)、ROUND(四捨五入)、IF(分岐)
VLOOKUP(縦検索)、HLOOKUP(横検索)、
- グラフ
標準グラフ(14種類) * 形式種別(複数)
(例)
棒グラフ |
集合、積み上げ、3−D |
折れ線 |
マーカー、3−D |
円グラフ |
3−D、分割円 |
散布図 |
マーカー、円滑線 |
面 |
積み上げ、3−D |
(作成)
↓ |
グラフ対象データ選択(※表形式) |
グラフウィザード(※ツールバーアイコン) |
グラフの種類(棒、円) |
グラフ元データ
(系列:行、列 ※データ下辺項目) |
グラフオプション(タイトル、X・Y軸項目) |
グラフの作成場所(新しいシート、オブジェクト) |
(グラフ編集)
サイズ変更、場所移動、グラフのオプション
- リスト機能
簡易データベース機能
リスト形式
列(フィールド)ごとに同じ種類のデータが入力され、
1件のデータが行(レコード)として入力されている表
(並べ替え)
並べ替え項目選択 |
→ |
(簡易)
昇順で並べ替えボタン
降順で並べ替えボタン |
(通常)
データ→並べ替え
→第1,2,3キー、昇降順 |
※リスト内全データ対象
先頭行:タイトル扱い(通常)
(フィルタ)
リスト内データの抽出
対象リスト選択→データ→フィルタ→オートフィルタ
すべて |
リスト全データ表示 |
トップテン |
上位、下位の指定項目数(%)の表示 |
オプション |
抽出条件指定(上限、下限値)
※ワイルドカード使用可能 |
項目値 |
該当データのみ表示 |
(セルのリスト入力)
値を一覧から選択
データ→データの入力規則
→設定:入力値の種類:リスト
→元の値:カンマ区切り (例)1,2,3
※範囲指定も可能、値が異なる場合エラー
- 検索、置換
(検索)
編集→検索→検索タブ→検索文字列
(置換)
編集→検索→検索タブ→検索、置換文字列
(ワイルドカード)
※オプション→ワイルドカードを使用する
- 練習問題
- 練習1(カレンダー)
- 練習2(集計表・グラフ)
- 練習3(家計簿)
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